MT4やMT5のチャートに表示される時間は、ブローカーのサーバー時間です。日本時間とは数時間ずれているため、「今は東京時間の何時だろう?」といちいち計算するのは面倒ですよね。
このインジケーターを使えば、チャート上に日本時間をリアルタイムで表示でき、東京・ロンドン・NYの市場セッション情報も一目で確認できます。MT4版・MT5版の両方を無料でダウンロードできます。
このインジケーターでできること
このインジケーターには大きく3つの機能があります。「日本時間の時計表示」「市場セッション情報」「チャート下部の日本時間ラベル」の3つです。それぞれ個別にON/OFFできるので、必要な機能だけを表示することもできます。
チャート下部に日本時間を表示

MT4やMT5のチャートの時間軸には、ブローカーのサーバー時間が表示されています。サーバーの場所によって異なりますが、日本時間とは6〜7時間ほどずれているケースが多いです。毎回「サーバー時間に7を足して…」と計算するのは手間がかかりますし、計算ミスのもとにもなります。
このインジケーターをセットすると、チャート下部のローソク足の下に日本時間が自動で表示されます。サーバー時間の時間軸と並んで日本時間が見えるため、頭の中で変換する必要がなくなります。表示間隔はチャートの時間足に応じて自動調整されるので、1分足でも1時間足でも見やすい間隔で表示されます。
東京・ロンドン・NYのセッション情報とカウントダウン

FXの値動きは、どの市場が開いているかによって大きく変わります。東京市場が開いている時間帯はドル円やクロス円が動きやすく、ロンドン市場やNY市場が開くとユーロやポンドの動きが活発になります。
このインジケーターは、チャートのパネルに東京・ロンドン・NYの各市場がいま開いているか閉まっているかを色分けして表示します。さらに、開いている市場は「Closeまで○時間○分」、閉まっている市場は「Openまで○時間○分」とカウントダウンが表示されます。次にどの市場が開くのか、あとどれくらいで閉まるのかがひと目でわかるので、トレードの時間管理に役立ちます。
ロンドン市場とNY市場はサマータイム(夏時間)の切り替えがありますが、このインジケーターは自動で判定して開閉時刻を切り替えます。「いま夏時間だっけ?冬時間だっけ?」と迷う必要はありません。パネルには現在が夏時間か冬時間かも表示されます。
機能と特徴
このインジケーターのアピールポイントをまとめます。
3つの表示を個別にON/OFF
このインジケーターの表示は3つの要素で構成されています。
- 現在の日本時間(デジタル時計風の大きな表示)
- 各市場時間(東京・ロンドン・NYのセッション情報とカウントダウン)
- チャート下部の日本時間ラベル(ローソク足の下に時刻を表示)
それぞれパラメータでON/OFFを切り替えられます。たとえば「チャート下部の日本時間だけ表示したい」「セッション情報だけあればいい」など、自分のスタイルに合わせてカスタマイズできます。なお、日足以上のチャートではチャート下部の日本時間ラベルは自動的に非表示になります。日足では1本あたりの時刻が常に同じになり、表示する意味がないためです。
サマータイム自動切替と時差設定
ロンドン市場とNY市場は、サマータイム(夏時間)によって開閉時間が変わります。このインジケーターはサマータイムの切り替え日を自動で判定し、開閉時刻を切り替えます。
サマータイムのタイプは3種類から選べます。
- 米国式:3月の第2日曜日〜11月の第1日曜日が夏時間(多くの海外FXブローカーはこのタイプ)
- 英国式(欧州):3月の最終日曜日〜10月の最終日曜日が夏時間
- 夏冬の違いなし:サマータイムのないブローカー向け
また、サーバー時間と日本時間の時差はブローカーによって異なります。このインジケーターでは「夏時間の時差」と「冬時間の時差」を個別に入力できます。たとえば多くの海外ブローカーでは夏が6、冬が7です。お使いのブローカーの時差がわからない場合は、MT4やMT5に表示されているサーバー時間と、実際の日本時間を見比べて差を数えてみてください。
パラメータ設定ガイド
インジケーターをチャートにセットするとき、設定画面でパラメータを変更できます。ここでは各パラメータの意味を説明します。

時差とサマータイムの設定
最も重要な設定は、サーバー時間と日本時間の時差です。ここを間違えると、チャート下部の日本時間やセッションの夏冬切り替えがずれてしまいます。なお、パネルに表示される「現在の日本時間」はPCの時計から取得しているため、時差の設定に関係なく常に正しい時刻が表示されます。
- サマータイムのタイプ(デフォルト:米国式):お使いのブローカーのサマータイム方式を選んでください。海外ブローカーの多くは米国式です。
- 夏時間の時差(デフォルト:6):夏時間中のサーバー時間に何時間足すと日本時間になるかを入力します。
- 冬時間の時差(デフォルト:7):冬時間中のサーバー時間に何時間足すと日本時間になるかを入力します。
時差の調べ方は簡単です。MT4やMT5の左上に表示されているサーバー時間を見て、今の日本時間との差を数えるだけです。たとえばサーバー時間が「15:00」で日本時間が「22:00」なら、時差は7です。夏時間の時差と冬時間の時差が1つずれることがほとんどですので、片方がわかればもう片方も推測できます。
セッション時間と表示設定
各市場の開閉時間はデフォルトで設定済みですが、お好みに合わせて変更もできます。日本時間の「時」で指定し、翌日にまたがる場合は24以上の数値を入力します。たとえば翌1時は「25」、翌7時は「31」です。
- 東京 Open/Close(デフォルト:9時〜15時)
- ロンドン夏 Open/Close(デフォルト:16時〜25時)、冬 Open/Close(デフォルト:17時〜26時)
- NY夏 Open/Close(デフォルト:22時〜31時)、冬 Open/Close(デフォルト:23時〜32時)
- 現在の日本時間を表示(デフォルト:ON):パネルの時計表示のON/OFFです。
- 各市場時間を表示(デフォルト:ON):東京・ロンドン・NYの3行表示のON/OFFです。
- チャート下部に日本時間を表示(デフォルト:ON):ローソク足下の時刻ラベルのON/OFFです。
- パネル位置(デフォルト:左上):左上、右上、左下、右下、中央上の5箇所から選べます。
- X軸オフセット / Y軸オフセット(デフォルト:0):選択した位置からピクセル単位で微調整できます。数値を大きくすると、チャートの内側に向かって移動します。
- フォント名(デフォルト:Meiryo):日本語対応フォントを指定してください。
- 各色設定:時計、東京、ロンドン、NY、Close時、チャート下部の文字色をそれぞれ変更できます。
他のインジケーターとパネルが重なってしまう場合は、表示位置の変更やオフセットの調整で解決できます。
ダウンロードとインストール手順
ダウンロード
MT4版とMT5版でファイルが異なります。お使いのプラットフォームに合ったファイルをダウンロードしてください。MT4用のファイルをMT5に入れても動きませんし、その逆も同様です。
MT4_日本時間表示インジケーターをダウンロードする MT5_日本時間表示インジケーターをダウンロードするインストール手順
ダウンロードしたファイルはzip形式(圧縮ファイル)になっています。以下の手順でインストールしてください。
- ダウンロードしたzipファイルを右クリックし、「すべて展開」などを選んで解凍してください。解凍すると、中にインジケーターファイルが1つ入っています。
- MT4またはMT5を起動し、画面上部のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。
- エクスプローラーが開くので、「MQL4」フォルダ→「Indicators」フォルダの順に開きます。MT5の場合は「MQL5」フォルダ→「Indicators」フォルダです。
- その中に、解凍して取り出したインジケーターファイルをコピー(または移動)してください。
- MT4またはMT5に戻り、ナビゲーターウィンドウの「インディケータ」を右クリックして「更新」を選ぶか、MT4またはMT5を再起動してください。MT5の場合は「インディケータ」ではなく「指標」と表示されています。
- ナビゲーターウィンドウにツール名が表示されたら、使いたい通貨ペアのチャートにドラッグ&ドロップすればセット完了です。
zipファイルを解凍せずにそのままIndicatorsフォルダに入れても認識されませんので、必ず解凍してからインジケーターファイルを配置してください。
注意点と免責事項
MT5版のチャート下部表示について
MT5版では、チャート下部の日本時間ラベルがブローカーのロールオーバー(日付変更処理)の時間帯に表示されないことがあります。これはMT5の仕様上、ロールオーバー前後の数分間はローソク足のデータが存在しない場合があり、データがない時間帯にはラベルを配置できないためです。
たとえば日本時間の早朝6時前後にあたる数分間、ラベルが1つ抜ける場合があります。MT4版ではこの時間帯にもラベルが表示されますが、MT5版では技術的な制約により表示できません。表示が抜ける時間はごくわずかですので、実用上の影響はほとんどありません。
その他の注意点
- このツールはPC版のMT4およびMT5で動作します。スマートフォン版のMT4やMT5アプリでは、カスタムインジケーターを動かすことができないため使用できません。
- パネルに表示される「現在の日本時間」はPCの時計から取得しています。PCの時計がずれていると、表示される日本時間もずれます。
- チャート下部の日本時間やセッション情報は、パラメータの時差設定に基づいて計算しています。時差を間違えて入力すると、これらの表示がずれます。
- 週末や市場が閉まっている時間帯はティック(価格更新)が発生しないため、チャート下部の日本時間は更新されません。パネルの時計はPCの時計ベースなので、週末でもリアルタイムで動き続けます。
免責事項
このツールは無料で配布していますが、使用により発生したいかなる損失についても、作成者は一切の責任を負いません。投資の判断は必ずご自身の責任で行ってください。実際のお金を使ったトレードで使う前に、必ずデモ口座(練習用の口座)で十分にテストを行い、正しく動作することを確認してから本番環境でお使いください。
なお、無料配布のツールですので、個別のサポート対応やご質問はお受けしておりません。このページに記載している内容をご確認のうえ、ご自身の判断でお使いください。
まとめ
MT4やMT5のサーバー時間を日本時間に変換する手間は、毎日のトレードで意外と積み重なります。このインジケーターを使えば、日本時間の表示・市場セッションのカウントダウン・サマータイムの自動切替がすべてチャート上で完結します。MT4・MT5の両方に対応していますので、ぜひ日々のトレードに取り入れてみてください。

